
サトミちゃん、最近ニュースで「定数削減」って言葉をよく聞くんだ。
維新の会が「身を切る改革」って言ってるけど、あれって具体的にどういうことなの?

くるパパ、こんにちは!
定数削減は、衆議院議員の数を減らそうという動きなの。
特に「比例代表」の枠を減らす案が話題になっているのよ。

なるほど。
でも、なんで比例代表だけ減らすの?
それに、減らすと何か問題があるんじゃないかな。

任せて!
今日は定数削減の仕組みや、各党の賛否について、日本一わかりやすく解説するね!

定数削減とは?いまの衆議院はどうなっているの?
定数削減とは、国会議員の数を減らすことです。
現在、衆議院議員の定数は「465人」となっています[1]。
この465人は、大きく2つのグループに分かれています。
- 小選挙区選出議員(289人):全国を289の地域に分け、各地域から1人ずつ選ばれる議員
- 比例代表選出議員(176人):全国を11のブロックに分け、政党の得票数に応じて選ばれる議員
今回話題になっているのは、このうちの「比例代表」の人数を減らそうという案です。
なぜ小選挙区ではなく比例代表なのかというと、小選挙区の数を減らすには全国の選挙区の境界線(区割り)を引き直す必要があり、非常に時間がかかるからです。
そのため、比較的すぐに実行できる比例代表の削減が提案されています。
維新が主張する「比例45削減」とは?
日本維新の会は、「身を切る改革」という看板政策を掲げています[2]。
その一環として、衆議院の比例代表定数を「45人」減らす法案を提出しました。
もしこの案が通ると、衆議院の定数は以下のようになります。
- 現状:465人(小選挙区289人 + 比例代表176人)
- 削減後:420人(小選挙区289人 + 比例代表131人)
全体の約1割にあたる議員が減ることになります。
国会議員1人あたりにかかる経費(歳費や手当など)は年間数千万円にのぼるため、45人減らすことで年間約30億円の経費削減効果があると試算されています。

なるほど。
年間30億円も浮くなら、国民としては嬉しい話に聞こえるけど、反対する人もいるんだよね?

そうなの。
実は、この問題は「お金」だけの話じゃないのよ。
民主主義の根幹に関わる重要な議論が交わされているの。

各党の賛否は?なぜ反対するの?
この定数削減案について、各党の意見は真っ二つに分かれています[3]。
賛成派(自民党・日本維新の会)
賛成派は、「人口が減っているのだから、政治家も身を切るべきだ」と主張しています。
税金の無駄遣いをなくし、効率的な政治を行うために必要だという立場です。
特に維新の会は、これを実現することで国民の政治への信頼を取り戻せると訴えています。
反対派(立憲民主党・共産党・国民民主党など)
一方、反対派は強く反発しています。
その最大の理由は、「少数派の声が国会に届かなくなる」という懸念です。
比例代表は、小選挙区では勝てない小さな政党でも、得票数に応じて議席を獲得できる仕組みです。
ここを減らしてしまうと、大政党ばかりが有利になり、多様な民意が反映されにくくなると批判しています。
「お金の節約よりも、多様な意見を国政に反映させることの方が重要だ」というのが反対派の主張です。
2026年7月現在、野党の強い反対により、この法案の成立は次の国会に先送りされる見通しとなっています[4]。


なるほど。
議員を減らせば税金は浮くけど、いろんな意見が国会に届かなくなるかもしれないんだね。
単純に「減らせばいい」ってわけじゃないんだな。

その通り!
「効率」と「多様な意見の反映」、どちらを優先するのかが問われているの。
私たち有権者も、選挙の時にはこうした各党のスタンスをしっかり見ておく必要があるわね!
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参考文献
- [1] 衆議院: 国会の構成
- [2] 日本維新の会: 身を切る改革
- [3] 朝日新聞デジタル: 衆院比例45削減法案、自民・維新が了承 野党は反発
- [4] NHK NEWS WEB: 衆院 比例代表45削減法案 今国会での成立見送りへ






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