簗和生は「やな かずお」──「築」に見えても、農水大臣の名前です

新しい農水大臣の名前、最初は「ちく」さんかと思ったよ。
簗和生さんは、どう読むんだい?

「簗」はやなと読みます。
簗和生(やな かずお)さんですね!
「築」に見えることもありますが、読みはそのまま「やな かずお」です。
簗氏は2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣で、初めて入閣し、農林水産大臣になりました。[1][2]
47歳、当選6回の衆議院議員です。[3]
読み方の先には、秘書・研究員を経て国政に入り、肥料・飼料・食育に関わって、初めて農林水産大臣に就いた流れがあります。
簗和生さんの経歴をたどると、農業の現場で話題になる「肥料」「飼料」「食育」という言葉につながります。

| まず分かること | 一言でいうと |
|---|---|
| 読み方 | 簗和生は「やな かずお」 |
| これまで | 秘書・研究員を経て国政へ。 副大臣経験もある |
| 農政との接点 | 肥料、飼料、食育の党内議論に関わってきた |
秘書と研究員から国政へ──「数字」と「現場」を行き来してきた経歴
簗氏は東京都小金井市生まれです。
慶應義塾大学商学部を卒業後、衆議院議員の秘書を務め、東京大学大学院経済学研究科の修士課程を修了しました。[3][4]
その後、日本経済研究所の研究員を経て、2012年に衆議院議員に初当選しています。[4]
秘書として政治の現場を見て、研究員として数字や経済を扱ってから国政に入った経歴です。
| 時期 | 経歴 | 今回の記事で見るポイント |
|---|---|---|
| 国政入り前 | 議員秘書、日本経済研究所研究員 | 政治実務と経済の両方を経験 |
| 2012年 | 衆議院議員に初当選 | 2026年時点で当選6回 |
| 2017年以降 | 国土交通大臣政務官、文部科学副大臣 | 初入閣でも政府経験はある |

農水相は初めてだけれど、大臣の仕事そのものが初めてというわけではないんだね。
プロフィールから見える、本人が大事にする言葉
本人サイトでは、好きな言葉に「率先垂範」、座右の銘に「初心忘るべからず」、趣味に野球と読書を挙げています。[5]
「率先垂範」は、上の立場の人が先に行動して手本を見せる、という意味の四字熟語です。
農水相は、米や野菜だけでなく、畜産、森林、漁業まで幅広い現場と向き合う役目です。
簗氏のプロフィールは、政策の細かな答えまでは示していませんが、人柄や姿勢の手がかりになります。
農政に近かった3つの場面──肥料・飼料・食育
簗氏の経歴には、農林部会長、畜産・酪農対策委員長、食と農に関するプロジェクトチーム座長などが並びます。[5]
暮らしとの接点が見えるのは、次の3つです。

① 肥料の値上がりをどう支えるか
2022年、簗氏が自民党農林部会長だったとき、肥料価格の高騰をめぐる合同会議が開かれました。
農林水産省から支援策の説明を受け、制度のあり方を議論しています。[6]
肥料は野菜や米を育てるための基本材料です。
価格が上がれば、生産者の負担だけでなく、店頭価格にもつながりやすいテーマです。
会議では、急なコスト上昇に対して、どのような支援の仕組みが必要かが話し合われました。[6]
② 国産飼料を増やせるか
2025年には、党の畜産・酪農対策委員長として、国産飼料の生産・利用を増やすための会議を開き、JAから話を聞いています。[7]
牛や豚、鶏に与える飼料は、肉・牛乳・卵の値段にも関わります。
会議では飼料用米や水田政策、鳥獣被害も論点になりました。[7]
JA側からは、安定供給に必要な飼料用米が年間12万トンとされる一方、その年度の確保見通しは約5万トンだという説明もありました。[7]
数字だけを見ると遠い話に思えますが、国産飼料をどれだけ増やせるかは、畜産を続けられるかという現場の話でもあります。
③ 食べる側にも農業を近づける
簗氏は、食と農への理解を深める党内プロジェクトチームの座長も務めました。
2025年には、食育基本法の改正に向けた提言を取りまとめています。[8]

肥料や飼料は、普段は意識しない言葉ですよね。
でも「野菜が高い」「牛乳や卵の値段が気になる」という話の奥には、こうした農業の材料費があります。
政治資金収支報告書の不記載──初入閣と同時に残る大きな論点
今回の人事で、農政経験と並んで注目されているのが政治資金の問題です。
朝日新聞は、簗氏について、旧安倍派の政治資金パーティーをめぐり、計1746万円の政治資金収支報告書への不記載があり、自民党から役職停止6か月の処分を受けたと報じています。[9]
農水相への就任が決まった17日、簗氏は「選挙を過去2回経ている。
しっかりと説明責任を果たしてきた。
与えられた職責をしっかりと果たしてまいりたい」と述べたとFNNは伝えました。[10]

農政の経験と、政治資金の問題は、別の話なんだね。

その通りです。
今回の農水相就任は、この二つの話題が同時にある人事です。
農政の仕事ぶりと、説明をめぐる発言が並んで報じられています。
追記(2026年10月2日):道路予算をめぐる発言報道と説明
2026年10月に入り、簗氏の地元での発言をめぐる報道が出ています。
報道では、2026年5月の会合で、栃木県那須烏山市と那珂川町の令和8年度の道路予算を「大幅にカットした」と話す、簗氏のものとされる音声が紹介されました。[12]
TBSは、その音声に那須烏山市は前年比64%減で3分の1、那珂川町は54%減という発言が含まれると伝えています。[12]
簗氏と国交相、それぞれの説明
簗氏は10月2日午前の会見で、就任前の一議員としての活動に関する事柄として、回答を控える趣旨の発言をしました。[13]
同日夕方には、当該発言について「表現ぶりが一部誤解を招くものだった」と述べています。[15]
一方、井林辰憲国土交通相は、報道されたような形で道路予算が削減された事実はないと説明しました。[14]
国土交通省では事務方が事実関係を精査しているとされており、発言と予算配分の関係については、現時点で確認が続いています。[13][14]
農水相の仕事は、食卓から森林・漁業までつながっている
農林水産省には、農産局、畜産局、経営局、農村振興局のほか、林野庁や水産庁があります。[11]
つまり農水相の担当は、田んぼだけではありません。
私たちの食卓、地域の仕事、森林や海まで、かなり幅が広い役割です。
| 身近な場面 | 関わるテーマの例 |
|---|---|
| 食卓 | 米、野菜、肉、牛乳、食品の安全 |
| 生産地 | 肥料・飼料の価格、担い手、水田、畜産 |
| 地域と自然 | 農村、森林、漁業、鳥獣被害 |
簗氏が党内で扱ってきた肥料や飼料、食育のテーマは、この大きな仕事の一部と重なります。[6][7][8]
今後は、初入閣の農水相として、どの課題にどう取り組むかが焦点になります。

食卓の値段、田んぼや牧場、それに山や海まで。
農水相の担当は思ったより広いね。

はい。
米だけでなく、肥料・飼料・食料安全保障の話も、簗さんの新しい持ち場につながります。
まとめ──簗和生さんを3点で振り返り

- 簗和生は「やな かずお」。
珍しい「簗」は「築」と見間違えやすいものの、読み方は「やな」です。[1][3] - 秘書・研究員、政務官・副大臣を経て、2026年9月に初入閣しました。[2][4]
- 肥料、飼料、食育などに党内で関わってきた一方、政治資金収支報告書への不記載も今回の重要な論点です。[6][7][8][9]

名前の読み方から入っても、たどっていくと食卓や農業の話につながります。
ニュースを見ていると、「肥料」「飼料」「食料安全保障」という言葉が、簗さんの新しい持ち場につながってきます。
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参考文献
[1] 農林水産省「幹部紹介」
[3] 衆議院「簗和生君」
[5] 自由民主党「衆議院議員 簗和生」
[9] 朝日新聞「簗和生氏を農水相に起用へ 裏金関与では初入閣 1746万円不記載」
[10] FNNプライムオンライン「不記載議員2人が初入閣」
[11] 農林水産省「組織案内・組織図」
[12] TBS NEWS DIG「簗農水大臣 不支持の自治体への“予算大幅カット”音声」
[13] TBS NEWS DIG「簗大臣『職務を全うしたい』所管外と回答せず」
[14] 時事通信「簗農水相『コメント控える』 道路予算カット報道で」
[15] 時事通信「簗農水相『誤解招いた』」


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