
新しい環境大臣の笹川博義さん、名前は聞くけれど、どんな人なのかい?

海のない群馬を選挙区にしながら、海洋プラスチックの話をし、「山・川・海はつながっている」と語ったことがあります。
今回は、環境の仕事へつながるその道のりを、3つの場面でたどります。

先に結論|笹川博義さんは「山から海まで」をつなげて考える環境大臣
笹川博義さんを覚える入口は、次の3つです。
群馬での地方政治から始まり、環境分野の政務官・副大臣を経て、環境大臣になりました。[2][3][4]
| 覚えておきたいこと | ひとことで言うと | 記事の見どころ |
|---|---|---|
| 読み方 | ささがわ ひろよし | 群馬3区選出の衆議院議員 |
| これまで | 県議から国政、環境分野へ | 地方政治と環境の役職を重ねた歩み |
| いまの役割 | 環境・原子力防災・クマ被害対策 | 自然と暮らしに近い課題を担う |

環境大臣と聞くと、地球温暖化だけを扱う人のようにも思えるね。

環境省の仕事には、自然や気候だけでなく、廃棄物、国立公園、動物の被害、原子力災害後の環境のことまであります。
笹川さんは、まさに自然環境と農業のつながりを言葉にしてきた人なんです。[5]
海のない群馬から海のごみを語った|「山・川・海」は一本につながる
笹川氏は1966年に東京都世田谷区で生まれ、明治大学政治経済学部を中途退学しました。
その後、2007年に群馬県議会議員に初当選し、2期務めたあと、2012年に衆議院議員として初当選しました。
現在は群馬県第3区選出で、当選6回です。[3][4]
衆議院のプロフィールには、国政に入る前にヤマト発動機の代表取締役を務めたことも記されています。[3]
民間企業の仕事を経て、まず群馬県議として地域の政治に入り、そこから国会へ進んだ流れです。
環境大臣という今の肩書きは大きく見えますが、出発点は地域に近い県議会でした。
この経歴を年表として眺めるだけでは、環境大臣との結びつきが少し見えにくいかもしれません。
そこで鍵になるのが、2020年に環境副大臣として行った記者会見です。
山が細れば、川が細る。その先には海がある
当時、笹川氏は海洋プラスチックごみの問題について問われました。
選挙区の群馬に海はないと認めたうえで、「山が細れば川が細る、川が細れば海が細る」と述べ、山・川・海は一体だと説明しています。[5]
内陸に住む人にとっても、川に流れ出るごみや気候の変化は遠い話ではありません。
笹川氏は、海の問題を海辺だけの話にせず、日本列島全体の自然の循環として捉えていたわけです。[5]

海が見えない群馬から、海洋ごみを語るのはちょっと意外だね。

そこが面白いところです。
山、川、畑、そして海は別々に見えても、水や生き物のつながりで続いています。
笹川さんは環境省と農林水産省を「親戚同士」、協力を「車の両輪」と表現していました。[5]

県議から環境大臣へ|環境の役職を何度も経験した道のり
笹川氏が環境分野で政府の役職に就いたのは、今回が初めてではありません。
2017年には環境大臣政務官、2020年には環境副大臣を務めました。
その間には衆議院農林水産委員長や農林水産副大臣も経験しています。[3][4]
環境と農業が出会う場所に、クマ被害がある
2020年の会見で笹川氏は、気候変動が動植物の生態系や農産物に影響すること、鳥獣害対策では環境省と農林水産省の連携が必要なことに触れました。[5]
そして2025年には、自民党の鳥獣被害対策特別委員会の委員長として、クマ被害対策プロジェクトチームの座長を務め、政府への緊急要請をまとめました。[10]
同年の党公式動画では、クマ被害を「非常に深刻」と表現し、農作業、住民の生活、子どもの学校生活への影響を挙げています。
「不安に対してどう寄り添うのか」が大事だとも話しました。
これは本人の当時の発言です。[11]
2026年9月の内閣改造では、環境大臣に加えて新設のクマ被害対策担当も発令されました。
環境省での過去の経験と、鳥獣被害に取り組んできた経緯が、いまの役割につながっているように見えます。[1][7][8]

クマ対策はニュースで目立つけれど、農業や自然の話とも続いているんだね。

はい。
畑の被害、山の生き物、地域で暮らす人の安心は、別々の担当だけでは片づきません。
笹川さんの経歴には、その境目をまたいできた足跡があります。
花に水、人に愛|プロフィールに見える、もう一つの横顔
役職の多い政治家のプロフィールは、どうしても堅く見えます。
笹川氏の本人公式サイトには、趣味として読書、ガーデニング、映画鑑賞が載っています。
好きな言葉は「兼愛非攻」、好きな食べ物はとんかつです。[6]
さらに2024年の自民党の寄稿では、鉢植えの花について「花には水、人には愛」と書きました。
花に合った世話があれば花は応え、その元気な姿から自分も活力を得る、とつづっています。[9]
これは政策の成果を示す話ではありません。
ただ、自然を守る大臣という肩書きの奥に、日々花を世話する時間を「私のいやし」と語る人がいることは、笹川氏を覚える小さな手がかりになります。
本人発信の言葉として、そっと置いておきたい場面です。[6][9]

環境大臣のプロフィールにガーデニングが出てくると、肩書きの印象が少し変わるね。

そうですね。
次に笹川さんの名前を見たら、「山から海までのつながりを語り、花の世話も好きな人」と思い出すと、ニュースの中の顔が少し身近になります。

まとめ|笹川博義さんを3つで覚えよう
笹川博義さんは、群馬で地方政治を経験し、国政で環境と農業の接点を見つめてきた環境大臣です。
- 読み方は「ささがわ ひろよし」。群馬3区選出の衆議院議員で、当選6回です。[3]
- 環境大臣政務官、環境副大臣を経験し、山・川・海をつながった自然として語ってきました。[4][5]
- 現在は環境大臣に加え、原子力防災とクマ被害対策も担当しています。[1][2]

海のない場所から海を考え、今はクマの問題まで担当している。
経歴の線がつながって見えてきたよ。

次のニュースでクマ被害や海洋ごみ、環境政策が出てきたら、笹川大臣が「山・川・海」のつながりをどう形にしていくのか、少し楽しみに見られそうですね。
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参考文献
[3] 衆議院「笹川博義君」
[5] 環境省「笹川副大臣・堀内副大臣共同記者会見録(令和2年9月24日)」
[7] 首相官邸「高市内閣総理大臣記者会見」(2026年9月17日)
[8] 内閣官房長官記者会見「令和8年9月17日(木)午後」

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