
新しい国家公安委員長の葉梨康弘さん。
「国家公安」と聞くと、警察のいちばん上の人なのかなと思ってしまうよ。
葉梨康弘さんの歩みには、国家公安委員長の仕事、警察庁から国政までの経歴、2022年の発言とその後がつながっています。

まず結論|葉梨康弘さんは「警察を直接動かす人」ではなく、仕組みを管理する委員長
2026年9月17日に発足した第2次高市改造内閣で、葉梨康弘さんは国家公安委員会委員長に就任しました。
領土問題、CBRNEテロ対策、沖縄及び北方対策、消費者及び食品安全、アイヌ施策も担当します。[1]
| 覚えておきたいこと | ひとことで言うと | わかること |
|---|---|---|
| 読み方 | はなし やすひろ | 「葉梨」は「はなし」と読む |
| これまで | 警察庁から国政へ | 少年問題や治安に関わった経験がある |
| いまの仕事 | 国家公安委員長 | 警察庁を管理する合議制の委員会を率いる |

刑事ドラマみたいに、事件の現場へ指示を出す役ではないんだね。

そうです。
国家公安委員会は委員長と5人の委員、計6人で話し合って決めます。
警察庁の仕事を管理しますが、個別の捜査を直接指揮する立場ではありません。[2]
国家公安委員長は何をする?警察と政治の間にある「見守り役」
国家公安委員会は戦後に作られ、警察の仕事が政治の都合で左右されないようにする仕組みです。
都道府県警察が日常の捜査や交通の取締りを担い、国の機関は広域事件対応や警察官の教育、通信や統計を扱います。[2]
① 警察庁を管理する
委員会は、警察制度の企画、予算、警察官の教育など、国の公安に関わる事務で警察庁を管理します。
個別の事件への指示より、全国の警察が働く仕組みを整える役割です。[2]
② 6人で決める
委員長が単独で決める組織ではなく、5人の委員と話し合って判断する合議制です。
意見が同数のときだけ、委員長が結論を出します。[2]
③ 暮らしの不安にも関わる
特殊詐欺や闇バイト、ストーカー、サイバー攻撃といった分野は、身近な不安と国全体の安全がつながる問題です。
警察庁を管理する立場から、これらへの対応が重視されます。

名前は硬く聞こえますが、要するに「政治が警察の捜査を勝手に動かさないための仕組み」です。

警察庁から国政へ|少年問題と治安を長く見てきた経歴
葉梨氏は1959年生まれ。
東京大学法学部を卒業した1982年に警察庁へ入り、インドネシアの日本大使館一等書記官や、警察庁生活安全局少年課理事官などを務めました。
1999年に警視正で退官し、2003年に衆議院議員に初当選しています。[3][4]
警察庁時代の経験は経歴表では数行です。
少年非行をテーマにした著書や、探偵業法の立法過程を扱った著書もあります。[4]

警察の中でも、少年問題や暮らしに近い安全を見てきたんだね。

朝の駅立ちを続ける一面も
本人サイトによれば、前回の総選挙後も早朝に駅に立ち、地域の声を聞いてきたとあります。[7]
警察や法律という大きなテーマに関わりつつ、日々の対話を続けてきた点も経歴の一部です。
「はんこ」発言とは?2022年に法務大臣を辞任した経緯
葉梨氏については「失言」や「はんこ」が取り上げられてきました。
これは、2022年に法務大臣だったときの発言に関係しています。
2022年11月9日の会合で、死刑執行のはんこに触れた発言が問題になりました。
葉梨氏は11月11日の衆議院法務委員会で謝罪し、発言を撤回しました。
同様の発言を複数回していたことも認められています。[8]

この話だけ知っている人も多そうだね。

はい。
その日のうちに法務大臣を辞任しました。
今回、国家公安委員長として再び入閣したため、過去の出来事と現在の役職が並んで報じられています。[9]
再登板にあたって葉梨氏は、辞任後に積んできた仕事に触れ、「実績で示していきたい」と述べています。[9]
過去の発言は事実として残りますが、現在は国家公安委員長として職務に就いています。
いま注目したい3つ|特殊詐欺・サイバー・警察の土台
葉梨氏は国家公安委員長就任前から、治安・テロ・サイバー犯罪対策調査会で活動してきました。
直近の提言から、ニュースで取り上げられやすい3つのテーマを挙げます。
① 特殊詐欺
2026年5月の党提言では、特殊詐欺被害の防止に人工知能の活用や、警察庁が勧めるアプリの利用を進めることなどが示されています。[5]
② サイバー攻撃
同じ提言では、サイバー対応を担う人材育成や、企業などが被害を受けたときの対応手順の整備に触れています。[5][6]
③ 警察を支える人と仕組み
警察官のなり手不足への対応や警察学校の運営改善、処遇の向上といった点も提言に含まれています。
事件対応だけでなく、警察を支える土台にも目を向けてきた経歴があります。[5]

特殊詐欺やサイバー対策の提言にも、葉梨さんが扱ってきたテーマが出ています。

まとめ|葉梨康弘さんを3つで覚えよう
葉梨康弘さん(はなし やすひろ)は、警察庁での勤務、国会議員、法務大臣を経て、国家公安委員長になった政治家です。
- 国家公安委員会は、警察庁を管理し、警察の政治的中立性を守るための合議制の組織です。[2]
- 葉梨氏は警察庁で少年問題などを経験し、近年は特殊詐欺やサイバー犯罪対策の提言にも関わってきました。[3][5]
- 2022年の発言をめぐって法務大臣を辞任した経緯があり、今回の再登板では今後の仕事ぶりが注目されます。[8][9]

「はなしさん」は、警察出身というだけでなく、警察と政治の間にある委員会を率いる立場になった人なんだね。

はい。
警察出身の国会議員が、警察と政治の間にある委員会を率いる立場になったんですね。
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参考文献
[1] 首相官邸「令和8年9月17日(木)午後 内閣官房長官記者会見」
[3] 首相官邸「法務大臣 葉梨康弘」
[4] はなし康弘「プロフィール」


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