露木康浩とは?警察庁長官から内閣官房副長官(事務)へ

露木康浩さんは、政治家ではないのに官房副長官なんだね。
「事務」と付くのは、どういうことなのかい?

露木康浩氏は、警察庁で刑事分野や組織犯罪対策に関わり、警察庁長官まで務めた後、官邸の事務側へ移った人です。
この記事では、警察の仕事から内閣官房へ至った流れと、「事務の副長官」が担う位置を、できるだけ身近な言葉でたどります。
要約図解|露木康浩さんを3点で

官房副長官(事務)は何をする?内閣の裏側を整える役
内閣官房は、首相を直接補佐し、重要政策の企画や省庁をまたぐ調整、情報の収集を担う組織です。[6]
内閣法では、内閣官房副長官は官房長官を助け、命を受けて内閣官房の事務をつかさどると定められています。[5]
露木氏の正式な職名は「内閣官房副長官(事務)」です。
内閣官房の幹部紹介にも、この区分で掲載されています。[3]
国会議員が務める政務担当の副長官とは別に、行政の事務を担う立場にいる、と考えると分かりやすいです。
露木氏は選挙で選ばれた政治家ではなく、行政の仕事を経てこの職に就いた公務員です。
警察庁長官を退官したのは2025年1月で、現在は警察庁長官ではありません。[4]
その後、同年10月に内閣官房副長官へ就任しました。[4]
警察の組織を率いる仕事から、首相を支える内閣官房の事務へと、働く場所が移ったことが経歴の大きな転機です。
| 仕事の場面 | 事務の副長官がいる場所 |
|---|---|
| 内閣の事務 | 閣議に関わる書類や重要な手続きを整える |
| 省庁横断の課題 | 複数の省庁にまたがる論点を調整する |
| 官房長官の補佐 | 内閣官房の仕事が滞りなく進むよう支える |

大臣が表で担当を説明するなら、事務の副長官は内閣の中で仕事を動かす準備をする役なんだね。
警察庁で始まった長い年月|刑事・組織犯罪の仕事を歩む
露木康浩氏は、1986年4月に警察庁へ採用されました。[4]
公式略歴には、2001年に警察庁刑事局捜査第二課理事官、2002年に埼玉県警察本部刑事部長、2004年に警察庁刑事局の刑事指導室長を務めたことが記されています。[4]
中央の刑事部門と、埼玉県警察本部の刑事部長。
役職名だけを並べると固く見えますが、国の警察組織と都道府県警察の双方で、刑事の仕事に関わった時期があったということです。
このあと経歴は、刑事の捜査、組織犯罪への対応、犯罪から得た資金への対策、法律を扱う内閣法制局へと広がっていきます。[4]
一つの職場だけを移る経歴ではなく、事件の捜査に近い部署、都道府県警察、国の制度を扱う場を行き来してきました。
だからこそ、警察庁長官を退いた後に内閣官房の事務へ移った流れも、役職名だけより立体的に見えてきます。
2006年には内閣法制局参事官となり、2015年には警察大学校副校長と、犯罪収益対策を担当する警察庁長官官房審議官を兼務しました。[4]
同年の参議院法務委員会では、政府参考人としてDNA型鑑定について説明しています。[8]
この答弁では、露木氏は、すぐに確認できない点について「正しく今承知をしていない」と留保したうえで、再鑑定により捜査段階の鑑定結果が覆った事実を説明しました。[8]
特定の国会答弁で、確認できる事実と、その場で確定できないことを分けて話した場面です。
図解|刑事の仕事から官邸の事務へ

警察庁長官を経て官房へ|職場が変わった2025年
露木氏は2016年に警視庁刑事部長、2017年に警察庁刑事局組織犯罪対策部長、2018年に警察庁刑事局長を歴任しました。[4]
2021年に警察庁次長、2022年には警察庁長官に就任します。[4]
警察庁が公開した2016年の政策評価研究会の議事録にも、露木氏は犯罪収益対策を担当する官房審議官として記録されています。[7]
また、警察庁長官だった2023年には、特殊詐欺の被害防止を呼びかける公式行事にも出席しました。[9]
役職の名前が変わっていくあいだにも、刑事分野や安全に関わる仕事の記録が公的資料に残っています。
警察庁長官への就任会見で、露木氏は警護体制について「一から出直す覚悟で努力を積み重ねていきたい」と述べました。[10][11]
これは、当時の本人が、警護体制の再構築を最優先に置き、警察庁と都道府県警察が一体となることを語った会見での言葉です。

ここで紹介したのは、露木さん自身が公の会見で話した言葉です。
これだけで人柄を決めることはできませんが、職務上どこに力を入れると述べたのかは分かります。

警察のトップとして話していた人が、いまは官邸の事務を支える側にいるのか。
2025年1月に警察庁を退官した後、露木氏は同年10月に内閣官房副長官へ就任しました。[4]
警察庁長官から、内閣の事務を担う副長官へ。
仕事の場所は変わりましたが、国の組織をまたぐ仕事を支えるという点では、これまでの経歴とつながって見えます。
留任した今|改造内閣の「事務」を続けて支える
2026年9月17日、官房長官は内閣改造に際し、露木副長官が留任すると発表しました。[2]
第2次高市改造内閣の公式名簿にも、露木氏は内閣官房副長官として掲載されています。[1]
内閣改造では大臣の入れ替わりが注目されやすい一方、官房副長官は内閣を支える位置にいます。
露木氏の場合は、警察庁長官を退いた後に官邸の事務側へ移り、改造内閣をまたいで同じ職に残った、という流れになります。[2][4]
内閣官房の仕事には、複数の省庁にまたがる政策の企画や、行政各部の施策を統一するための調整が含まれます。[5]
露木氏の個別の日々の担当を外から断定することはできません。
ただ、警察庁から内閣官房へ移り、改造内閣でも事務の副長官に留任した、という現在地は公式資料で確認できます。[1][2][3]
振り返り図解|事務の副長官の3つの仕事

まとめ
露木康浩氏は、1986年に警察庁へ入り、刑事分野、都道府県警察、内閣法制局、警察庁長官を経験した後、内閣官房副長官(事務)になりました。[4]
2026年9月の改造内閣でも留任し、官房長官を補佐しながら、内閣の事務や省庁をまたぐ調整を支える立場にいます。[1][2][5]

名前を見たら、「警察庁長官から、内閣の事務を支える副長官へ」と思い出せそうだよ。

はい。
ニュースで官房副長官の名前が出てきたとき、政務の副長官だけでなく、事務を支える副長官もいると分かると、内閣のチームの形が少し見えますね。
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参考文献
[3] 内閣官房「幹部紹介」
[5] e-Gov法令検索「内閣法」
[6] 内閣官房「内閣官房の概要」
[7] 警察庁「政策評価研究会議事録」
[9] 警察庁SOS47決起集会の記録


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