米海兵隊による有害物質PFAS等を含む汚染水排出問題に関して外務省沖縄事務所及び沖縄防衛局へ抗議要請
2021年8月26日の米普天間飛行場における有害物質PFAS等を含む汚染水の公共下水道への排出問題に関して、8月27日県選出野党国会議員団「うりずんの会」で外務省沖縄事務所および沖縄防衛局へ抗議と要請を行った。
在沖米海兵隊のプレスリリースでは今回放出した処理水(6万4000ℓ)に含まれるPFOSおよびPFOAは飲料水基準以下の“20倍きれい”などと報告をしているが、PoPs条約のPFOS含有廃棄物の分解処理基準に照らすと415倍も汚いことになる(伊波洋一議員報告)。深刻な環境破壊であるとともに、日米合同委員会での協議の結果も待たずさらに日本政府や沖縄県の要請を無視して在沖米海兵隊が汚染水の放出を行ったという日本の主権と沖縄県民の自治権を否定する植民地主義的な暴挙である。外務省沖縄事務所も防衛局も、今回の件について在沖米軍に対して協議をしたがダメでしたという答えであったが、そのような話だけでは到底すまない問題だ。
今回の件だけでなく、今後あらゆる事で米軍が行った事だから仕方がないという状況が許されないよう日米地位協定の抜本改定も含め「日米政府間」でしっかりと協議がされることを強く求めた。