ご挨拶 Greeting

平和の一議席を引き継ぎ、
参院選に挑む

今年は沖縄が復帰して47年、戦後74年目を迎えます。沖縄戦では多くの尊い住民の命が犠牲になり、緑豊かな沖縄の大地は焦土と化しました。私は、沖縄戦の教訓である「命どぅ宝」の精神をしっかり引き継ぎ、沖縄から「平和憲法」の理念を守る強い決意と信念を貫くため、国政へと挑みます。

これまで私は、琉球大学で35年間、憲法、行政法、比較憲法を研究してきました。今日の沖縄は「平和憲法」の下に復帰をしたものの「県民が望んだ真の復帰」は未だ実現できていません。

さて、出馬の決意に至る大きな理由の一つに、「辺野古新基地建設」を強行する政府の姿勢があります。これまで沖縄県民は「オール沖縄」の総意である『建白書』で示された、オスプレイ配備撤回と普天間基地の閉鎖・撤去、辺野古新基地建設断念を強く求めてきました。県民は、県知事選挙、県民投票、衆院3区補選と「民意」を明確に示し続けてきました。

しかし、政府は2月24日の県民投票で示された圧倒的な民意をも一顧だにせず、沖縄県知事が県民投票の結果を政府に通知した直後から、新たな護岸工事に着工し、埋立て工事を強行し続けています。日本が民主国家ならば国策の遂行が民意と無関係であってはならないはずです。

さらに、県民は、戦後から今日に至るまで数多くの事件・事故に悩まされ続けています。事故の原因究明、説明も不十分なまま、現に今も私たち県民の頭上で飛行や訓練が強行されているという異常な現実は、到底、「主権国家」とは言い難く、憲法で保障された「基本的人権」を無視した米軍追従の政府の姿勢に怒りを禁じえません。私は、未来を担う子や孫たちのため「平和で誇りある豊かな沖縄」を実現させることに全力を注ぎ、この問題に終止符を打つ覚悟です。

また、沖縄県と県民が求める「21世紀ビジョン」と「アジア経済戦略構想」を実現するために玉城デニー県政と連携し、全力で頑張ります。米国と中国という間に位置するこの沖縄は、日本のなかでも東アジアにおける地理的優位性と可能性に満ちあふれています。沖縄は、経済発展の著しいNIES(韓国、台湾、シンガポール、香港など)に囲まれ、これらの国々や地域からの観光客が今後も増加し、来年は観光客数1000万人を超えることは確実です。私はこの沖縄の地理的優位性を大いに活用できる制度の構築を県政と連携し推進してまいります。

立場の違いや主義主張を乗り越え、「オール沖縄」に結集する多くの県民・支援者の皆様の思いと願いを一つにし、「オール沖縄」で「復帰50年目を迎える新時代沖縄」を築いていくため奮闘していく覚悟です。

2019年6月吉日

タカラ鉄美

タカラ鉄美プロフィール

琉球大学 名誉教授 / 沖縄県憲法普及協議会 会長 / オール沖縄会議 共同代表

  • 1954年1月 那覇市生まれ
  • 松川小、真和志中、那覇高卒
  • 九州大学法学部、同大学院法学研究科修士課程、博士課程
  • バージニア大ロースクール客員研究員(’89~’91)
  • 琉球大学法文学部教授(’04~’19)
  • 琉球大学法科大学院教授(’04~’19)
  • 琉球大学法科大学院院長(’07~’11)
好きな食物:
ヒージャー料理、泡盛
学会・社会活動等:
東アジア共同体・琉球(沖縄)研究会共同代表、九条の会全国世話人
著書:
『沖縄から見た平和憲法』 未来社
『僕が帽子をかぶった理由-みんなの日本国憲法』 クリエイティブ21
など