外務省へ国連公式文書非公開を厳しく指摘
3/22法務委員会、3/23ODA特別委員会で質疑を行いました。法務員会では16日の所信質疑の補足も合わせ、主に選択的夫婦別姓、嫡出推定規定、事実婚の共同親権について、ODA特別委員会では在外被爆者の救済、沖縄本島南部の遺骨混じりの土砂を新基地建設に使用する計画について、そして両委員会に関係する問題で、国連女性差別撤廃委員会が2016年3月アイヌ、部落、在日コリアン女性や移住女性などのマイノリティ女性に対する差別禁止法を制定することや選択的夫婦別姓導入の民法改正を行うことなどを勧告した上でこれをフォローアップの対象にし、日本政府が提出したフォローアップ報告に対する審査結果の国連女性差別撤廃委員会の評価文書は2018年12月に外務省に送られたが、外務省はこの国連の公式文書をWEBサイトで公表もせず所管の内閣府男女共同参画局にも報告していなかったという件(3/17の国際人種差別差別撤廃デー記念「パンデミックの今あらためて考える人種差別の根絶」オンラインシンポ挨拶でもこの件についてお話しさせていただきました)について質問を行いました。昨年9月18日、国連からの評価文書を髙良事務所で外務省から取り寄せた際、外務省からは英文の公表も仮訳の予定もないとのことでした。そこで、今月3月15日に、外務省と内閣府男女共同参画局に来ていただき、評価文書が公表されていないことについて尋ねました。そして22日の法務委員会質疑で、外務省が所管の内閣府男女共同参画局に報告をしたのは同じく3月15日だったことがわかりました。結局男女共同参画局は私の指摘の結果国連からの評価文書を知ることとなったということです。23日のODA特別委員会では茂木外務大臣に対し、内閣府男女共同参画局は外務省から報告を受けた翌日の16日に公表したということだが、2年以上も遅れて報告したことは国連からの公式文書の勧告を軽視しているといわざるを得ず、また、国民の知る権利の観点からも極めて問題だということを強く指摘しました。
3/22法務委員会質疑映像
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=6197#8924.7
3/23ODA特別委員会質疑映像
https://www.webtv.sangiin.go.jp/webtv/detail.php?sid=6215#6666.2
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琉球新報(共同通信)
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