
サトミちゃん、いよいよ投開票日が近づいてきたね!
テレビの選挙速報を見てると、いつも不思議に思うことがあるんだ。

くるパパ、こんにちは!
いよいよですね!
不思議に思うことって何ですか?

うん、投票が締め切られた午後8時になった瞬間、まだ1票も開票されていないのに「〇〇さん、当選確実です!」って速報が出るじゃないか。
あれは一体どういう仕組みなんだい?
まるで未来予知みたいで、いつも驚いちゃうんだよ。

あはは、確かにそうですよね!
未来予知みたいで面白いですよね。
でも、あれにはちゃんと科学的な仕組みがあるんですよ。
この記事を読めば、くるパパも「当選確実」の謎がスッキリ解決しますよ!
この記事の結論


この記事では、以下の3つのポイントを解説します
- ポイント1:開票0%でも当選が分かる「出口調査」の仕組み
- ポイント2:「統計学」を使った科学的な判断方法
- ポイント3:「当選確実」が外れたことはあるのか?
なぜ開票0%で「当選確実」が分かるの?

結論

開票前に「当選確実」が分かるのは、出口調査という世論調査の一種を使い、統計学的に当選者を予測しているからです。
なぜわかる?
すべての票を開票しなくても、一部の有権者の投票行動を調査することで、全体の投票結果を高い精度で予測できるからです。これを統計的推定と言います。

出口調査の流れは以下の通りです
- 投票所で調査:投票を終えた有権者に、どの候補者や政党に投票したかを尋ねます。
- データ集計:集めたデータをすぐに集計し、各候補者の得票率を計算します。
- 統計学的判断:集計結果を統計学的に分析し、当選が確実かどうかを判断します。
- 当選確実を発表:当選が確実と判断された候補者を、テレビや新聞で速報として発表します。
たとえば
料理で味見をするのと同じ原理です。
鍋の中のスープを全部飲まなくても、スプーン一杯分を味見するだけで、鍋全体の味付けが分かりますよね。
出口調査も、一部の有権者という「スプーン一杯分」を調査することで、全有権者という「鍋全体」の投票結果を予測しているのです。

この出口調査は、新聞社やテレビ局が合同で行うことが多いんですよ。
だから、午後8時になると各社が一斉に「当選確実」を報道できるんです!
セクション2:どうやって「当選確実」を判断しているの?

結論

「当選確実」は、出口調査の結果から信頼区間という統計学的な範囲を計算し、他の候補者と得票率が重ならない場合に判断されます。
どうやって?
出口調査はあくまで一部の有権者からの回答なので、必ずしも実際の結果と完全に一致するわけではありません。
そこで、統計学を使って「実際の結果は、おそらくこの範囲に収まるだろう」という信頼区間を計算します。
信頼区間を計算する理由は以下の通りです:
- 誤差を考慮するため:出口調査には、調査対象の選び方などによる誤差が必ず含まれます。
- 予測の精度を高めるため:信頼区間を使うことで、99%以上という非常に高い確率で当選者を予測できます。
- 科学的な根拠を示すため:単なる「勘」ではなく、統計学に基づいた客観的な判断であることを示します。
たとえば?
ある選挙区で候補者Aの出口調査での得票率が40%だったとします。
この結果から信頼区間を計算したところ、「37%〜43%」という範囲が出たとします。
一方、他の候補者の信頼区間が、いくら高くても37%未満だった場合、候補者Aの得票率が他の候補者を上回ることが確実になります。
この時点で、メディアは「候補者A、当選確実」と判断するのです。

なるほど!
ただの多数決じゃなくて、ちゃんと数学的な裏付けがあるんだね。
これなら信頼できそうだ。
「当選確実」が外れたことはあるの?

結論

実は、ごく稀にですが、当選確実が外れたことがあります。
精度は99%以上と非常に高いですが、100%ではありません。
なぜ外れるの?
当選確実が外れる主な理由は以下の3つです:
- システムエラー:得票数を集計するシステムに手違いがあり、誤ったデータが表示されるケースです。
- データ入力ミス:調査員がデータを入力する際に、候補者を取り違えるなどの人為的なミスです。
- 統計学的誤差:出口調査のサンプルが偶然偏ってしまい、実際の結果と大きく異なるケースです。
過去の例
実際に、2024年6月に行われた沖縄県議会議員選挙では、共同通信社が落選した候補者を「当選確実」と誤って報じる事例がありました。
これは、選挙システムの操作ミスが原因だったと報告されています[1]。
また、2012年の衆議院議員選挙でも、日本テレビとTBSが落選した候補者を誤って「当選確実」と表示するミスがありました[2]。

このように、当選確実は非常に高い精度を誇りますが、絶対に外れないわけではないんです。
選挙速報を見るときは、そういった可能性も頭の片隅に置いておくと、より楽しめるかもしれませんね!
まとめ


この記事では、以下の3つのポイントを解説しました
- ポイント1:「当選確実」は、投票を終えた有権者への出口調査によって判断される
- ポイント2:出口調査の結果を統計学的に分析し、99%以上の高い精度で当選者を予測している
- ポイント3:精度は非常に高いが、システムエラーや人為的ミスによりごく稀に外れることもある

いやー、長年の謎が解けてスッキリしたよ!
これで選挙速報が100倍楽しめそうだ。
サトミちゃん、いつもありがとう!

良かったです!
選挙の仕組みを知ると、政治がもっと身近に感じられますよね。
くるパパ、週末は一緒に選挙速報を楽しみましょう!
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参考文献
[1] 読売新聞. (2024年6月18日). 共同通信社が沖縄県議選挙で落選候補を「当選確実」と判断し誤報…20紙が誤って掲載.
[2] 日本経済新聞. (2012年12月17日). 日テレとTBSが当確ミス 衆院選、新潟3区や千葉4区.

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