高市首相と野田代表の「消費税ゼロ」、何が違う?

サトミちゃん、さっきのNews23の7党首討論を見たんだけど、高市さんも野田さんも「消費税ゼロ」って言ってるよね。
でも、何か言い方が違うような気がするんだ。
どっちが本気なんだい?

くるパパも見たんですね!
実は、高市首相と野田代表の「消費税ゼロ」には、大きな違いがあるんです。
今日は、その違いを徹底比較して、どちらが本気で、どちらが実現可能なのかを、一緒に探っていきましょう!
【比較表】ひと目でわかる!高市首相vs野田代表の消費税ゼロ公約
まずは、2人の公約の違いを、一覧表で見てみましょう。

| 項目 | 高市首相(自民党) | 野田代表(中道改革連合) |
|---|---|---|
| 実施時期 | 2026年度中(2027年3月まで) | 今秋(2026年秋) |
| 期間 | 2年間(時限的) | 恒久的(ずっと) |
| 対象 | 食料品のみ | 食料品のみ |
| 財源 | 超党派で社会保障改革を議論 | 赤字国債なし、ファンド活用 |
| 発言内容 | 「私自身の悲願でもありました」 | 「赤字国債は発行せず、財源を明示して秋までに実現したい」 |
| 本気度評価 | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
3つのチェックポイントで本気度を検証
チェックポイント①:実現時期は具体的か?
高市首相の公約: 2026年度中(2027年3月まで)[*1]
高市首相は「2026年度中」と、ある程度の具体性を示しています。ただし、「度中」という表現は、実は幅があります。2026年4月から2027年3月までの間のどこかということなので、実現時期としては少し曖昧な部分があります。
また、昨夜のNews23の7党首討論では、「首相としては26年度内を目指したい」という言い方で、確定ではなく「目指す」という表現を使っていました。これは、確実性に少し疑問符がつく表現です。
野田代表の公約: 今秋(2026年秋)[*2]
野田代表は「今秋」と、より具体的な時期を明記しています。秋というのは、通常9月から11月を指すため、高市首相の「度中」よりも、実現時期がより明確です。
さらに、昨夜の討論では「赤字国債は発行せず、財源を明示して秋までに実現したい」と、財源確保とセットで実現時期を約束しています。

野田代表の方が、実現時期の具体性が高いと言えます。

チェックポイント②:恒久的か、それとも一時的か?
高市首相の公約: 2年間(時限的)[*1]
高市首相の公約は、「食料品の消費税率を2年間ゼロにする」というもの。つまり、一時的な措置です。
2年間という期限が決まっているため、その後は消費税が戻ってくる可能性があります。これは、選挙対策としての「一時的なバラマキ」と見られても仕方ないかもしれません。
野田代表の公約: 恒久的(ずっと)[*2]
野田代表の公約は、「食料品の消費税率を恒久的にゼロにする」というもの。つまり、一度きりではなく、ずっと続くということです。
これは、私たちの暮らしを長期的に支えるという強い意志の表れと言えます。

野田代表の方が、より本気度が高いと言えます。
チェックポイント③:財源は具体的に示されているか?
高市首相の公約: 超党派で社会保障改革を議論[*1]
高市首相の公約では、財源について「超党派で社会保障改革を議論した上で決定」と述べられています。
つまり、まだ財源が決まっていないということです。これは、「これから考えます」という段階で、具体的な財源案がない状態です。
昨夜のNews23の討論では、チームみらいの安野貴博党首から「外食産業への影響はどうするのか」と質問されても、明確な答えが返ってこなかったのが印象的でした。
野田代表の公約: 赤字国債なし、ファンド活用[*2]
野田代表の公約では、財源について以下のように述べられています。
- 赤字国債は発行しない:つまり、国の借金を増やさないということ
- 基金の活用:既存の基金を活用する
- 政府系ファンドを創設:新しい収入源を作る
- 当面はワンショットのお金:つなぎ財源として、一度きりのお金を使う
- 恒久的な財源を位置付ける:長期的には、安定した財源を確保する
つまり、野田代表は「赤字国債なし」という制約の中で、複数の財源案を組み合わせて、消費税ゼロを実現しようとしているのです。
昨夜の討論では、野田代表は「赤字国債は発行せず、財源を明示して秋までに実現したい」と、財源確保の必要性を強調していました。

野田代表の方が、財源について具体的に考えていると言えます。

実現可能性を検証する2つの壁
壁①:政治的な壁
高市首相(自民党・維新): 与党の立場
高市首相と維新の藤田文武代表は、現在、与党として国会の多数を占めています。
昨夜のNews23の討論では、藤田代表が高市首相をサポートするような発言をしていたことから、自民党と維新の連携が強いことが伺えます。
ただし、今回の衆院選で自民党が議席を減らす可能性が指摘されており、そうなると「消費税ゼロ」どころではなくなるかもしれません。
野田代表(中道改革連合): 野党の立場
野田代表は、立憲民主党と公明党が組んだ新党「中道改革連合」の共同代表です。
昨夜の討論では、野田代表が落ち着いた態度で好感を持たれていたことから、読者の支持を集める可能性があります。
ただし、野党として国会の多数を占めるには、今回の衆院選で大きく議席を伸ばす必要があります。

政治的には、与党の高市首相の方が有利ですが、選挙結果次第で状況が変わる可能性があります。
壁②:経済的な壁
消費税ゼロの財源規模: 数兆円[*3]
消費税を1%下げるだけで、国の税収は約2.7兆円減ると言われています。
食料品だけでも、年間で数兆円規模の財源が必要になります。
高市首相の財源案の課題:
「超党派で社会保障改革を議論」という表現は、実は、別の形の増税や社会保障の削減を含む可能性があります。
つまり、「消費税は下げるけど、別のところで負担を増やす」という可能性があるのです。
野田代表の財源案の課題:
「赤字国債なし」という制約は、確かに財政規律を守るという点では評価できます。
ただし、「ファンド活用」や「政府系ファンドの創設」という手法は、実現可能性に疑問符がつく可能性があります。
また、「当面はワンショットのお金」という表現は、つなぎ財源が限定的であることを示唆しており、長期的な財源確保が課題となります。

経済的には、どちらの公約も実現に向けて、大きな課題を抱えています。
News23の7党首討論から見えたこと
昨夜のNews23の7党首討論では、以下のような点が注目されました。
野田代表の印象: 落ち着いた感じで好感を持たれていました。質問に対して、冷静に答えており、「本気度」が伝わってきました。
藤田代表(維新)の印象: 高市首相をサポートするような能弁ぶりが目立ちました。昨夜の討論では、高市首相のエージェントかと思うような発言内容でした。
玉木代表(国民民主党)の印象: 多くの尺を使って高市首相に進言していました。これは、野党側からも高市首相の「消費税ゼロ」公約に対する関心が高いことを示唆しています。
大石代表(れいわ新選組)の印象: 口調が強めの印象でしたが、話題性という点では存分にありました。
神谷代表(参政党)の印象: 意外に静かでした。参政党の「消費税」に関する公約が、他の党ほど前面に出ていないのかもしれません。
読者の生活にどう影響する?
4人家族の年間節約額シミュレーション
食料品の消費税がゼロになった場合、4人家族の年間節約額は、どのくらいになるでしょうか?
現在の食料品支出(平均的な4人家族): 年間約100万円
消費税率10%の場合の税額: 年間約10万円
つまり、消費税がゼロになれば、年間約10万円の節約になります。
月間では約8,300円、週間では約1,900円の節約になります。
これは、決して小さな金額ではありません。毎週、スーパーでの買い物が少し安くなるということです。

ただし、注意点もあります
外食は含まれるのか?
「食料品」の定義が重要です。スーパーで買った食材は対象になりますが、外食(レストラン、コンビニのイートインなど)は含まれるのか、含まれないのかが不明確です。
昨夜のNews23の討論でも、この点が質問されていました。
軽減税率との違いは?
現在、食料品には軽減税率(8%)が適用されています。これが0%になるということです。
つまり、現在の軽減税率との差は2%ですので、実際の節約額は、上記のシミュレーションより少なくなる可能性があります。
まとめ:あなたの1票が未来を決める
高市首相と野田代表の「消費税ゼロ」は、以下の点で異なります。
- 実現時期: 野田代表の方が具体的(今秋 vs 2026年度中)
- 期間: 野田代表の方が長期的(恒久的 vs 2年間)
- 財源: 野田代表の方が具体的(ファンド活用 vs 超党派で議論)
ただし、どちらの公約も、実現に向けて大きな課題を抱えています。
- 高市首相: 与党の立場で有利だが、財源が不明確
- 野田代表: 財源案が具体的だが、野党の立場で不利
最終的には、2月8日の衆院選の結果が、すべてを決めます。

どの党が勝つのか、どの政策が実現するのかは、あなたの1票にかかっています。
この記事で学んだ知識を持って、投票所に向かってください。
あなたの1票が、日本の未来を決めるのです。
次回予告
次回は、「玉木雄一郎はなぜ人気?」というテーマで、国民民主党の代表・玉木雄一郎の人物像に迫ります。

SNSでの発信力で若者からの支持を集める玉木代表の素顔を、徹底解説しますよ!
乞うご期待!
あわせて読みたい!
引用・参考文献
[*1] 朝日新聞「高市首相 食料品の消費減税、26年度内に実現の考え テレビ討論」
[*2] ロイター「中道改革連合、食料品消費税ゼロ『今秋実施』と野田氏 公約も」
[*3] 日本経済新聞「高市氏、首相としては26年度内目指したい-食品消費税ゼロの」


コメント